2020-2024年の教科書に引き続き、東京書籍が出版する理科の教科書「新編 新しい理科」のクリエイティブディレクションを担当しました。小学3年生から6年生の理科の授業で使われています。
子どもたちの学びたくなる意識を引き出すために、随所に工夫を施しました。表紙と巻頭見開きページは興味をひく言葉と印象的なビジュアルで構成されています。
教科書の制作にあたって「未知との向き合いかたを学ぶ」というコンセプトを設定しました。
急激に変化する時代のなかで、これからの社会づくりを担っていく子どもたちには、未知と向き合う力を身につけてほしい。未知と向き合う力とは、身の回りの物事のなかから「なんで?」と疑問をみつける力や、創意工夫して解決策をみつけるための発想する力、事実を根拠に科学的に判断する力と言い換えることができます。それらの力は理科を通して身に着けることができるものです。そのプロセスを楽しみ、好きになってもらいたい。そのようなコンセプトをチームで共有しながら制作をすすめていきました。
各単元の構成要素や、コーナーの検討、キャラクターづくりなど、編集長の森田雄介さんをはじめとする編集部のみなさんや、アートディレクター古谷萌さん、デザイナーの山崎友歌さんをはじめとするデザインチームのみなさんとともにつくりあげました。「未知」や「謎」のおもしろさが詰まっている教科書となりました。
また今回の教科書では、巻頭見開きページにQRコードが埋め込まれています。QRコードから流れてくるワクワクする動画は柴田大平さんによるもの。好奇心が、教科書の枠の外へ飛び出していくような動画となっています。
チーム一丸となっての制作の甲斐あって、結果的にマーケットシェアを約10%伸ばし、シェアは2位から1位に。全国で一番使われる理科の教科書になりました。理科へのワクワクがつまった教科書で、ひとりでも多くの子が理科を好きになってくれたなら、そんなにうれしいことはありません。
クリエイティブディレクション / 鳥巣智行 (Better)
アートディレクション / 古谷萌 (Study and Design)
デザイン / 山崎友歌 (Y&Y design studio)
本文デザインレイアウト / 小竹美雪 (Cota Gra)、鍋田哲平 (Nabeta Teppei Design Office)、羽柴亜瑞美 (Y&Y design studio)、 藤本舞、野呂麻美、WOOD HOUSE DESIGN、大知
キャラクターデザイン / クリハラタカシ
表紙・巻頭写真 / 横浪修
巻頭写真(3年生)/ 池田直人
表紙・巻頭プロップ(4年生)/ 宮嵜夕霞
巻頭写真・図版(5年生)/ 国立情報学研究所「デジタル台風」、情報通信研究機構(NICT)、日本スペースイメージング、ビジブル
表紙水槽制作(6年生)/ SENSUOUS
巻頭さし絵(6年生)/ danny
巻頭・裏表紙動画監督 / 柴田大平
巻頭・裏表紙動画制作 / 安東岐国子 加藤純・山下誠 (Dentsu Craft Tokyo)
写真 さし絵図版 / 青木隆、荒木一成、今井眞利子、飯島満、五十嵐佳代、五十嵐絢也、五十嵐秀幸、市島洋治、今﨑和広、ウチダヒロコ、内田雄二、太田一也、海道建太、加藤勝彦、片山隆一、神ノ川智早、川上悠介、菊池俊吉、北中康文、國弘勤、久保秀一、栗田覚、コルシカ、近藤二郎、齊藤俊行、佐藤有恒、白尾元理、新海良夫、鈴木朋子、曽我忍、高山博好、田嶋吉雄、瀧原愛治、竜田麻衣、舘野鴻、田村公生、田村寛、塚田洋子、中西アキオ、中村昌知世、西山大介、西山竜平、秦明徳、服部雅人、林完次、深瀬暢季、福島有伸、福永剛志(VITA)、藤井旭、松田秀雄、宮崎雅子、門馬朝久、山田博之、山本まりこ、山本倫子、横山えり子、横山伸省、和多田浩、渡邉健太、渡辺七奈、アーテック、アーテファクトリー、アールクリエーション、アクアスター、afterFIT、あくあぴあ芥川、旭川市科学館 サイパル、朝日新聞社、Apple japan、アフロ、アマナイメージズ、アルピナ、イオン、イマジカデジタルスケープ、いわき小名浜菜園、岩手日報社、ウエストホールディングス、美しい伊豆創造センター、海の精、A&E、NHK、NTT東日本、エヌエヌピー、オアシス、Ocean Clean Up 、OpenStreetMap、大津市科学館、大林組、三菱重機械システム㈱、沖縄タイムス社、海上保安庁、鹿児島県土木部河川課治水係、鹿児島市立科学館、ガステック、河北新報社、環霧島会議事務局、関西電力、紀伊民報、気象庁、共同通信社、霧島ジオパーク推進連絡協議会、九州大学(林博徳・鹿島雄一・島谷幸宏)、桐生タイムス、QPHOTO、九段クリニック、久米島ホタルの会、倉敷市役所 建設局、黒松内町ブナセンター、群馬県立ぐんま昆虫の森、ゲッティイメージズ、厚生労働省、公益社団法人鳥取県観光連盟、コーベット・フォトエージェンシー、国営沖縄記念公園(海洋博公園)沖縄美ら海水族館、国土交通省、国立情報学研究所、国立天文台、サイキ食品、埼玉県立川の博物館、さくら工芸社、桜ライン311、札幌市青少年科学館、祥雲、JAXA、JERA、JPフォト、滋賀県立琵琶湖博物館、時空工房、時事通信フォト、静岡県立美術館、静岡市上下水道局、静岡新聞社、島原市、しもかわ観光協会、水産研究・教育機構、スタジオ・アイ、スタジオフィールドワークス、精道三川台小学校、セットスクエアー・ワン、ソニーマーケティング、タニタ、チューブグラフィックス、東京チェンソーズ、東急、洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会、TOYOTA、長崎大学環境科学部、NASA、中谷宇吉郎雪の科学館、新潟市水道局、NISSAN、日本ガイシ、日本グラフィックス、日本化石資料館、日本気象協会、日本ジオパークネットワーク、日本工房、練馬区立牧野記念庭園、農研機構、白山手取川ジオパーク推進協議会、PAKUTASO、ピースローブ、PPS、PIXTA、ファミリーマート、フォト・オリジナル、PhotoLibrary、福井県児童科学館エンゼルランドふくい、福井県立恐竜博物館、福井新聞社、福岡市科学館、福山市立動物園、ふなばし三番瀬環境学習館、富士アートスタジオ、ふじみ野市、平凡社地図出版、北海道新聞社、北海道立総合研究機構、毎日新聞社、三浦市教育委員会(アフロ経由)、三井スタジオ、三菱重工機械システム、三菱電機、三菱みなとみらい技術館、宮城県栗原地方ダム総合事務所、宮城県気仙沼市立大谷小学校、気仙沼市教育委員会、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、宮城県土木部、ミラージュ、むかわ町穂別博物館、Media Force 、本巣市教育委員会、盛岡市子ども科学館、ヤガミ、山口県立山口博物館、YAMAHA、八代市役所危機管理課、ヤマハミュージックジャパン、ユーラスエナジーホールディングス、有機米デザイン、横須賀市自然・人文博物館、横浜市交通局、ライフパーク倉敷科学センター、楽たび、ルートレック・ネットワークス、あかいし農園、和泉園、岩崎魚店、鹿児島県鹿児島市立西田小学校、鹿児島県鹿児島市立吉野東小学校、神奈川県横須賀市立鷹取小学校、カリタス小学校、桐島畑、GROOVE X、相模女子大学小学部、滋賀県大津市立膳所小学校、静岡県裾野市、島根県江津市立高角小学校、駿東伊豆消防本部、鈴木健司(工学院大学)、仙台市天文台、橘、谷垣伸治(杏林大学医学部産婦人科教授)、谷口奈緒子、玉井製麺所、玉名牧場、東京都小平市立小平第二小学校、東京農工大学園芸学研究室、東邦大学医療センター大森病院、ニデック、西山製麺、蓮池陽子・鑓水愛・今泉ふるさとの家、兵庫県神戸市立唐櫃小学校、福岡県福津市立神興小学校、北海道札幌市立幌西小学校、マグナ、丸友丸定置、萬田農園、安田 裕太郎、山口大学教育学部附属山口小学校、ヤマハ音楽振興会、restaurant eatrip