本間建設は港湾整備や魚市場の改修、橋の建設などスケールの大きな事業を手がける長崎の建設会社です。1959年に五島で創業し、2008年に長崎市内に本社を移転。実績を積み重ね、さらなる事業の拡大をはかるタイミングで、ブランドを一新し新たな企業イメージをつくりたいという依頼をいただきました。本間建設は土木や建築事業が主ですが、関連会社が五島で蕎麦の製造販売を始めるなど、新たな事業にも積極的にチャレンジしていくタイミング。会社が取り組んでいることや大切にしていることを伝えながら企業イメージだけでなく、建設業界の印象を変えることで、リクルートも強化していきたいという考えをお持ちでした。
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五島といえば五島うどんが有名ですが、本間建設の創業地、富江という地区では昔から蕎麦を食べる文化がありました。その文化に注目し、地域の古来種を育てるところからはじめ、富江に新店舗五島列島製麺所をオープンし蕎麦を提供しています。地域の農業や雇用を生み出しながら、昔からの文化も守っていく。広い意味で「地域の風景を建設している」と捉えました。そこでこれまで以上に様々な事業にチャレンジしていく際の道標となることを目指し、これからの事業ドメインを「風景建設業」と定義。LandscapeをつくるFactoryを目指す姿勢を示すべく、社名をFactoryとし、タグラインを「風景をつくる。」と設定しました。
ロゴは工場を象徴するのこぎり屋根のアイコンに。このマークは工場を想起させるだけでなく、山の稜線や波、畑の畝などにも見立てることができ、「風景をつくるFactory」であることを示しています。名刺や封筒、ユニフォーム、看板など様々なアイテムへ展開しています。
webサイトも制作。建設会社らしい安心感と、新しいことにチャレンジする柔軟性を両立させる操作感やデザインとなっています。Factoryが手掛けた現場の写真や、長崎の印象的な風景の写真を使い、長崎の風景を感じることができるwebサイトを目指しています。
長崎県内を中心に放送されるCMも制作しました。新しくなったロゴと社名の認知向上を目指すもの。青い被り物をした「Factory三人衆」が長崎の様々な風景の中で、ちょっと不思議な音楽にあわせてダンスを踊ります。独特のCMは注目を集め、地元メディアで取り上げられたこともありインターンや採用に関する問い合わせも増加。新規採用につながっています。
Creative Direction/Copywriting:Tomoyuki Torisu
Art Direction/Design:Rio Ebato
WEB
Art Direction/Design:Takashi Kamada
Produce:Chie Ozeki
Photography:Hidetoshi Fukuoka
Illustration:fancomi
CM
営業:飯田健児
制作会社:株式会社T&E
プロデューサー:佐々木貴明
チーフ制作進行:杉元健志
制作進行:井手廣平
演出:井上拓馬
カメラマン:原賀俊輔
撮影助手:大津留恵里
撮影助手:櫻井健太
VE:小島卓
照明技師:中嶋裕人
スタイリスト:峯野佑
振付:振り付け稼業air:man
音楽:中村優一
Offline Editor:大島瑞稀
Colorist:佐々木翔吾
Online Editor:山村祐介
MA MIX:福山拓登
SNS
Planning:PROCS