武力か対話か。その問いは、簡単に白黒をつけられるようなものではありません。広告を見た人に「あなたはどちらにフォーカスしますか」と投げかけたいと考えました。ウクライナ戦争が長引き、核兵器の使用リスクが高まりをみせるなかで、世界の人々にキノコ雲の下で何が起こったのかを学んでほしい。ロシアは核恫喝などではなく、平和的な手段で一刻も早く戦争を終わらせてほしいという願いも込めて制作しました。
裏面の15段広告には、平和について考えるきっかけとなるメッセージを掲載しています。ロシアとウクライナの紛争が続くなかでのセンシティブなメッセージということもあり、アカデミアやNGOなど様々な立場の専門家の意見も伺いながら、落としどころを探っていきました。
戦争の行き着くさきを、
長崎は知っている。
7万人以上のふつうの市民が、
一瞬にして命を奪われた。
生きのびた人たちも、
後遺症や差別に苦しんだ。
「核兵器の使用は
避けられなかったのか」
「戦争を止めることは
できなかったのか」
8月9日。
声なき声が、
わたしたちに問いかけてくる。
企画制作:長崎新聞社+電通+電通九州長崎支社+Better+プラグ
スーパーバイザー:牟田雄一郎
CD+C:鳥巣智行
AD:江波戸李生
ファクトチェック:林田光弘
D:鑓田佳広、小島幸菊
I:fancomi
WEB:木場皓紀、東村亮
Pr:福岡一磨、江口博昭、高村正信
協力:西田充、山口響、田中美穂